7月9日(日)鈴鹿医療科学大学で行われた『親&子どものサポートを考える会』主催の支援者研修に参加してきました。
・精神的不安定さを持つ保護者と暮らす子どもの生活状況と思い
・子どもの目に映るこころの不調を抱える保護者の示す症状
・大人になっても感じる ”生活しづらさ”
・ヤングケアラーと言われることについてどう感じているのか、
など、子どもの目線に立った講義をお聴きし、普段の自分たちの支援の在り方を反省する良い機会になりました。
参加した職員からも、
・精神疾患の患者さんの気持ちに寄り添うために、支援者が想像力を働かせることが大切だと感じました。「当たり前」「常識」「普通」などのフィルターを取り払って、話を聞くことが出来るようになりたいと思いました。
・頑張っている子どもには、つい「えらいね」と声をかけてしまいそうです。ヤングケアラーという言葉を聞くとザワザワするというお話は、とても考えさせられました。子どもが子どもらしく生きることの難しさを感じました。
・支援に正解はない。支援に結果を求めない。これから心していきたいと思いました。PTG(心的外傷後成長)のお話には希望を感じました。ストレスを無くすことは、もちろん大切なのだけれど、人生は続いていくので、少しでも前向きな気持ちを持てるといいなあと思いました。
・「頑張ってできたこと」や「やればできること」を次も頑張ったらできるに繋げる事はとてもパワーが必要なことだと学びました。次の支援をしたときに、前にできていたことが、できない日もあっていいのだと感じました。
・「傘をさしだすだけでなく、ともに濡れてほしい」が印象的でした。話を聴くことで、支援の方法や解決策を考えたほうがいいと思っていました。これからの関わりの中では、本人の気持ちを共感したり、受け止めたりすることができるよう心掛けていきたいと思いました。
などなど、とても大切な気づきを得ることのできた研修会になりました。(T)